AMDの最新モバイル向けAPU(GPU統合型CPU)「Ryzen 7040シリーズ」は、エントリーモデルを除いてCPUコア/GPUコアから独立した「Ryzen AI」というAIプロセッサを備えている。
【画像】Ryzen AIを利用できる市販初号機となる「Razer Blade 14」
同社はこのほど、Ryzen 7040シリーズの上位モデル「Ryzen 7040HSシリーズ」の説明会においてRyzen AIの概略を説明した。このプロセッサは、どのような特徴を持っているのだろうか。
■Ryzen AI=XDNAアーキテクチャを採用したAIプロセッサ
Ryzen AIは「AMD XDNAアーキテクチャ」に基づく機械学習演算に特化したプロセッサである。
XDNAアーキテクチャ自体は、AMD傘下のXilinx(ザイリンクス)が開発したもので、AIエンジン(演算部)とメモリのユニットが脳の神経回路を模した「ニューラルネットワーク」で連結されていることが特徴だ。
今回のRyzen 7040シリーズの場合、「4基のAIエンジンタイルと1基のメモリタイル」を5セット搭載しており、それぞれのセットはDMA(ダイレクトメモリアクセス)を使って相互に通信できる。AMDによると、最大4つのニューラルネットワークを構築し、それぞれを並列させて演算を進められるという。
APU上の他のプロセッサ(CPUコアやGPUコア)やシステムメモリとの通信は、データファブリック(連結回路)を介して行うようになっている。ピークパフォーマンスは10TOPS(1秒当たり10兆回)とのことだ。
■Ryzen AIは「Windows 11」で活用可能(ただしメーカー次第)
新しいRyzen PROの記事でも少し触れたが、Ryzen AI搭載のRyzen 7040シリーズを備えるノートPCは、Windows 11(バージョン22H2)以降で利用できる「Windows Studio Effects」に対応する。具体的には、Webカメラにおける「自動フレーミング」「アイコンタクト」「背景エフェクト」をOSレベルで設定できるようになる。
ただし「対応できる」というのが重要なポイントで、実際に対応するかどうかはモデル次第となる。Ryzen AI搭載のRyzen 7040シリーズを備えていても、Windows Studio Effectsが無効化されているモデルもありうるので、対応しているかどうかはメーカーに確かめてみてほしい。
Ryzen AIを生かすためには、アプリ側の対応も重要だ。
昨今ではプライバシー保護の観点からデバイス側で機械学習演算を行う、いわゆる「オンデバイスAI」のニーズも高まっている。AIアシスタントはもちろんのこと、クリエイター向けアプリやゲームアプリでもオンデバイスAIの利活用が進むと考えられる。
Ryzen AIを幅広く活用してもらうべく、AMDでは2023年第4四半期(10~12月)に統合AIスタックをリリースする予定だという。このスタックは「ONNX」「TensorFlow」「PyTouch」で構築された機械学習モデルを利用可能で、XDNAアーキテクチャをフル活用できるようにもなるという。
■Ryzen AIの初号機は「Razer Blade 14」
AMDによると、全モデルがRyzen AIを備える「Ryzen 7040HSシリーズ」を搭載するノートPCは順次発売されるという。
その第1弾は、Razerの14型ゲーミングノートPC「Razer Blade 14(2023年)」で、米国では6月14日から販売予約を受け付け、同月20日に発売される予定だ。価格は2399.99ドル(約33万6000円)からとなる。
Razar Blade 14は、APUが「Ryzen 9 7940HS」(8コア16スレッド)、GPUが「GeForce RTX 4070 Laptop」となっている。放熱設計に工夫を凝らすことで、GPUのTGP(最大消費電力)は140Wまで引き出せるようになっている。
それでいて、ボディーサイズが約310.7(幅)×228(奥行き)×17.99(厚さ)mm、重量は4.05ポンド(約1.84kg)と「今までのRazer Bladeよりも薄型」である。ボディーカラーはブラックとマーキュリー(シルバー)から選択可能だ。
メモリはDDR5-5600規格のSO-DIMMで、最大で64GB(32GB×2)まで拡張できる。SSDはPCI Express 4.0接続だ。(以下ソース)
6/15(木) 0:05配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/320d814ad5d4e036072b957bf5c93c4c8dd0baf4
知らんかった
インテルがアルテラを2015年に買収
AMDがザイリンクスを2020年に買収
全部アメリカの会社だから出来た買収だと思う
強いわ
と思ったらハイエンドか
ターミネーターのカーネルはとっくにリリースされたし
pytorchやTensor flowが
動作するからワンチャン。
学習済みのモデルが使えるだけ
だと、ちと開発には使いにくい。
マジでAMD頑張ってボコボコにするんだ、じゃないとIntel安く買えない😨
ディープラーニング
CPU GPU とは別の 統合された何か が発売されるよーって事?
CPU、GPUとは別にAI演算用の専用コアを搭載し、1つのAPUとしてパッケージングしたものを売るよってこと
使い込めば使い込むほどPCが賢くなって、
「毎晩毎晩ちんちんしゅっしゅばっかしやがって、ごみ箱は妊娠しないぜ!!」
とか、PCが言い出すんだろう。
そんなAMD
目のつけどころが的確
って数年前に見た気がする。
みんなありがとう。読んでもわかりにくかった。
〇 AMD64
64ビットアーキはアムドのが採用されてんだよな
もはやGPUではAMDノーチャンスだからな
引用元: ・【AI】x86初のAIプロセッサ「Ryzen AI」は何がスゴイのかAMDが説明…市場投入第1弾は「Razer Blade 14」 [樽悶★]